どうも、レオーネです。
今回は『POWER OF THE ELEMENTS 』にて収録された新テーマ「ティアラメンツ」についての記事になります。
まだ練り切れていない部分もありますが、研究の途中経過という感じです。
▽ティアラメンツとは
『POWER OF THE ELEMENTS 』で登場した融合テーマです。
モンスターは闇属性と水属性で、メインモンスターは闇属性が水族、水属性が戦士族です。
(融合体は現状、闇属性水族と闇属性悪魔族です)
融合テーマでありながら融合魔法はテーマ内になく、下級ティアラメンツモンスターが持っている効果で融合召喚を行います。
②の効果が融合召喚を行う効果ですね。
効果で墓地に送られると自身を含めた素材を手札・フィールド・墓地からデッキに戻して融合召喚を行えます。
自身を融合素材にすることが出来れば出す融合モンスターはティアラメンツでなくとも良く、この点に高い拡張性があります。
また、効果によって墓地の送られた場合という条件を持ったカードが多く存在するので、墓地肥やしとの相性が良いテーマです。
▽ティアラメンツの各カード解説
ティアラメンツ・シェイレーン
ティアラメンツのスーパーレアの下級モンスター。
①の効果で手札から特殊召喚しつつ墓地を3枚増やすことが出来ます。
手札を1枚墓地に送るのは重いのですが、召喚権なしで並べられて墓地も増やせるモンスターなのが貴重です。
さらに、手札を墓地に送るのも効果なのでティアラメンツカードを墓地に送ることで墓地効果に繋げられます。
②の効果はレイノハート以外の下級ティアラメンツの共通効果で、墓地に送られた際の融合効果です。
展開しやすいモンスターであり、融合効果も持っているためティアラメンツにおいて重要なモンスターです。
ティアラメンツ・レイノハート
ティアラメンツの下級モンスターで現状唯一の水属性戦士族です。
後述する融合モンスターであるティアラメンツ・カレイドハートの融合素材に指定されています。
①の効果はデッキからティアラメンツモンスターを墓地に送る効果。
このモンスターから他のティアラメンツを墓地に送ることでティアラメンツの墓地効果から融合召喚に繋ぐことが出来るため、ティアラメンツに置いて貴重な1枚初動となるカードです。
②は効果で墓地に送られると蘇生する効果。
蘇生後にフィールドを離れると除外されてしまいますが、エクシーズ素材にすると繰り返し使うことが出来ます。後述するクロノダイバーリダンと特に相性が良いです。
ティアラメンツ・ハゥフニス
ティアラメンツの手札誘発です。
①の効果で相手フィールドのモンスターが効果を発動すると手札から特殊召喚し、さらに墓地を増やせます。
②の効果はシェイレーンと同じ融合効果ですね。
相手ターンに効果でデッキからカードを墓地に送れるので、そこでティアラメンツが落ちれば相手ターンに融合召喚に繋ぐことが出来ます。
ランダム墓地肥やしなので運が絡みますが、かなり奇襲性能の高い手札誘発です。
また、ティアラメンツは融合効果をうまく使うためにある程度ティアラメンツモンスターをデッキに入れたいので、ティアラメンツモンスターのかさましとして候補に挙がるモンスターです。
ティアラメンツ・メイルゥ
ドラゴンメイド・ラドリーですね。
召喚・特殊召喚成功時にデッキの上からカードを3枚墓地に送ることが出来ます。
3枚落とせるとはいえ狙ったカードを落として確実に次の動きにつながるレイノハートに召喚権が割かれがちなため、採用する優先度は高くありません。
しかし、②の融合効果はティアラメンツ全てに名称ターン1がついているため、名称を散らすために少量採用する選択肢があります。
壱世壊=ペルレイノ
発動時にティアラメンツモンスターをサーチしてくれます。
ティアラメンツはレイノハートが1枚初動なので、そのレイノハートをサーチできるこのカードも実質1枚初動です。
また、②の効果で自分フィールド・墓地のティアラメンツモンスターがデッキに戻った場合にカードを除去することができます。
下級ティアラメンツの墓地効果で融合召喚を行うだけで発動するため、非常に緩いトリガーでアドバンテージを取ることが出来ます。
ティアラメンツをメインにデッキを組む際は3枚採用したいカードです。
壱世壊に奏でる哀唱
フィールド魔法と同じような名前ですがこっちはティアラメンツの名を持つ永続罠です。
①の効果でフィールドのティアラメンツを墓地に送って相手モンスターの効果を無効にできます。
フィールドのカードを減らしてしまいますが、効果による墓地送りなのでティアラメンツの墓地効果に繋ぐことが出来ます。
②の効果は墓地に送られた際のティアラメンツモンスターサーチ。
どこから墓地に送られても良いので、おろなか副葬をサーチカードとして使うことが出来ます。
単純に繰り返し使える妨害で、かつティアラメンツモンスターの効果のトリガーになるため私はかなり良いカードだと評価しています。
壱世壊に軋む爪音
ティアラメンツがいるときに撃てる月の書です。
発動後にデッキからティアラメンツモンスターを墓地に送るので、相手モンスターを裏側にしながらティアラメンツの墓地効果に繋げられます。
②の効果は効果で墓地に送られた際の墓地のティアラメンツモンスターの回収。
ティアラメンツモンスターは自身の融合効果で墓地から消えてしまうため回収先はあまり潤沢ではありませんが、リソースを回復できるので悪くありません。
壱世壊に澄み渡る残響
手札を必要としますが何でも止められるのは強力。
手札を墓地に送るのも効果で、かつティアラメンツでなくともいいので様々なシナジーに繋げることが出来ます。
ただ、ティアラメンツの数を絞ると意外とコストに困るため、個人的には哀唱や爪音の方が使いやすいと思っています。
②の効果は効果で墓地に送られた際に除外されているティアラメンツの回収。
ティアラメンツはそこまで除外を行いませんが、レイノハートが自己蘇生後に除外されてしまうのでレイノハートを回収する手段として重宝します。
ティアラメンツ・キトカロス
①の効果で特殊召喚成功時にティアラメンツカードを手札に加えるか墓地に送ることが出来ます。
ティアラメンツ罠カードをサーチして妨害を構えたり、ティアラメンツの下級を落として追加の融合召喚に繋いだりと使い道は多岐にわたります。
②の効果はフィールドのモンスターと手札・墓地のティアラメンツモンスターとを入れ替える効果。
キトカロス自身を墓地に送ることもできるため、手札か墓地にティアラメンツモンスターがいれば自身の③の効果で即座に墓地を増やすことが出来ます。
③の効果は効果で墓地に送られた際にデッキの上からカードを5枚墓地に送る効果。
墓地肥やしの枚数が多いのでティアラメンツカードが墓地に落ちる公算も高く、次の行動に繋がりやすい効果です。
特に後述するシャドールと混ぜるととんでもないアドバンテージを稼ぎ出すことが出来ます。
ティアラメンツ・カレイドハート
レイノハートを融合素材に指定している融合モンスター。
①のの効果は自身の特殊召喚成功時か水族モンスターが効果で墓地に送られた場合に相手フィールドのカード1枚をデッキに戻す効果を。
ティアラメンツの中では貴重な除去効果持ちで、ティアラメンツにおける攻めのエースです。
②の効果は効果で墓地に送られた際の蘇生効果。
1ターンに1度の制限こそあるものの、ノーコストで蘇生できるのは強力。
しかもデッキからティアラメンツモンスターを墓地に落とせるため、追加のアクションに繋げられます。
▽相性のいいカードの解説
ティアラメンツは純構築だとシェイレーン以外に追加の展開力がなく、融合モンスターもそこまで制圧力が高くないため、多かれ少なかれ混ぜ物をするのが良いと考えています。
なので、ティアラメンツと相性が良いと思うカードをご紹介。
絶海のマーレ
自身が水族なのでレイノハート以外の下級ティアラメンツを墓地に送ることでキトカロスを融合召喚することが出来ます。
初動を増やしたい場合に採用候補になります。
沼地の魔神王
融合召喚をサポートする太古のカード。
水族なのでティアラメンツ融合モンスターの融合素材になります。
また、融合モンスターの素材に代替できる効果は墓地でも有効なので、下級ティアラメンツの融合効果によって、融合素材に指定のある強力な融合モンスターを融合召喚出来るようになります。
ただ、サーチしてくる普通の融合を使った融合召喚は消費がかさみがちなので、このカードを採用する際は融合召喚によるリソース消費を補えるようにすると良いと思います。
ヴィサス=スタフロスト
ティアラメンツとサーチカードであるペルレイノを共有しているモンスター。
特殊召喚する際の破壊によりティアラメンツモンスターを効果で墓地に送られるとが出来ます。
ただ、フィールドからしか墓地に送れないうえにアドバンテージを失う効果なので、このカードを採用するのであればサポートを共有できることやチューナーであることを活用できると良いと思います。
融合派兵
カレイドハートの融合素材としてレイノハートが指定されているため、融合派兵によってデッキからレイノハートを特殊召喚しそのまま動くことが出来ます。
1枚初動のかさましになりますね。
エクストラデッキから融合モンスターしか出せなくなるデメリットがありますが、ティアラメンツは融合テーマなので大きな問題はありません。
簡易融合
キトカロスがレベル5の融合モンスターなので簡易融合で特殊召喚できます。
そのままキトカロスの効果を使うのはもちろん、エンドフェイズに自壊してしまっても効果で墓地に送られた扱いになるのでキトカロスの③の墓地肥やしに繋げられます。
また、ミレニアム・アイズ・サクリファイスと一緒に採用することで妨害をケアする役目も担えます。
烙印融合
ティアラメンツのメインモンスターはレイノハートを除いてすべて闇属性なので、烙印癒合でアルバスの落胤と下級ティアラメンツを素材にルベリオンを出すことで、ミラジェイドを立てながら下級ティアラメンツの融合効果に繋げることが出来ます。
仮にティアラメンツの効果で融合召喚を連鎖できない場合でも、最低限の妨害となるミラジェイドを用意できるので手堅い選択肢になります。
シャドール全般
効果で墓地に送られると効果が発動するカード群の先輩。
ティアラメンツの効果で墓地に送られるとおいしいですし、シャドールと組み合わせることで隣の芝刈りを採用して墓地アドバンテージを大量に稼ぐような構築も可能です。
エルシャドール・ミドラーシュ
シャドールがティアラメンツと相性が良いのは前述のとおりですが、中でもミドラーシュはティアラメンツが闇属性なおかげで融合召喚しやすく採用しやすい融合モンスターです。
シャドールモンスターは烙印融合で落とすことが出来るので、ミドラーシュを出すために少量採用しても良いかもしれません。
捕食植物ドラゴスタベリア
主に下級ティアラメンツとキトカロスを素材に融合召喚します。
墓地に送られたキトカロスを強い融合モンスターに変換できるのが良いです。
クロノダイバー・リダン
汎用ランク4エクシーズモンスター。
レイノハートとシェイレーンでエクシーズ召喚できるため結構出しやすいです。
リダンは効果でエクシーズ素材を墓地に送るためティアラメンツの墓地効果に繋ぐことが出来ます。
また、自己蘇生したレイノハートの除外されるデメリットを消すことも出来ます。
▽基本の動き
●レイノハート初動
条件:手札にレイノハート
結果:フィールドにキトカロス、手札に任意のティアラメンツカード
①レイノハート召喚、効果で下級ティアラメンツを墓地へ
②墓地へ送られた下級ティアラメンツの効果でレイノハートと共に融合しキトカロスを融合召喚。
③キトカロスの効果でティアラメンツ罠をサーチ
全ての基本となる初動になります。
レイノハート1枚から最低限の妨害を構えることが出来ます。
ここから上記の動き①②で使った以外の追加のティアラメンツモンスターがいれば、
④キトカロスの効果でレイノハートを墓地へ
⑤レイノハートの効果で自身を蘇生し手札の下級ティアラメンツを墓地へ
⑥下級ティアラメンツの効果でレイノハートとキトカロスと共に融合しカレイドハートを融合召喚
というふうな動きをすることが出来ます。
●烙印融合初動
条件:手札に烙印融合と下級ティアラメンツと融合できるモンスター
結果:フィールドにミラジェイド+融合モンスター1体
①烙印融合を発動。レイノハート以外の下級ティアラメンツとアルバスの落胤でルベリオンを融合湯召喚。
②ルベリオンの効果で自身とアルバスの落胤をデッキに戻してミラジェイドを融合召喚。
③下級ティアラメンツの効果で自身と融合素材にできるモンスターと共にデッキに戻して融合召喚。
少し上振れた展開になります。
融合素材にするモンスターによってこの先は変わるのですが、よくやるのはシャドールモンスターと合わせてのミドラーシュ、ティアラメンツモンスターと合わせてのキトカロス融合召喚が多いです。
今回はコンパクトな展開を例として紹介しましたが、ランダム墓地肥やしを駆使すればもっと融合召喚を連鎖させ強い展開をすることが出来ます。
例えば60シャドールに混ぜて芝刈りを撃つとカレイドハートとミドラーシュが立った上にシャドールがアドを稼いだり、キトカロスの5枚落としでめちゃくちゃ動けたりとこれはこれで大変楽しいです。
▽サンプルレシピ
珍しく誘発を入れた構築。
というのも実はティアラメンツは発売の翌日に適当に組んでオフ会に持ち込んだのですが、あまりにも強いため真面目に擦ったほうが良いと判断してこの形にしました。(ちなみにオフ会に持ち込んだときはPUNK初動でカオスルーラーからの真血公で9枚デッキを掘って運試ししてました)
ティアラメンツは非常に好みなテーマなのでそのうちカジュアルでも使いたいと思ってはいます。
パワーの調整が上手く出来たらまた挑戦してみるつもりです。
▽終わりに
ティアラメンツはかなり好みのテーマなのでしばらくは擦っていきたいですね。
新段発売直後の大会環境ではスプライトが大暴れしていますが、ティアラメンツも1枚初動を多めにした構築が大会で成績を残し始めています。
また、カジュアル的な視点で見ても墓地肥やしによる上振れの連鎖が非常に楽しいテーマなので、使っていて面白いところが気に入っています。
最後に、ここまで読んでいただきありがとうございました。
ではまた。
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